授賞式、お祝いの会をとおして司会はスタッフのPさん。
yamaokaの挨拶から始まったのであるが、やっぱりあがっちゃって声がうわずってしまい、てんでなっちゃなかった。
が、しかし、森賀まりさんからいただいたご挨拶は、内容の素晴らしさに助けられてちゃんとできた。
あとでスタッフたちからも「落ち着いていた」と言われ、ホッとしたのだった。
まりさんのご挨拶は多くの言葉を費やさずしかし、わたしたちの心にまっすぐに届く、ほんとうに良い挨拶だった。
選考経過報告は、津川絵理子さん。
このあと、賞状や記念品の授与があるのだけど、わたしの図体が写っているので、小野さんごめんなさい、ここ割愛します。
森賀まりさんよりのお手紙と田中裕明第2句集『花間一壺』をもらってよろこぶ小野あらたさん。
小野あらたさんのご挨拶。
終始ニコニコしていて、本当に嬉しそう。
吟行会、授賞式と出席くださった応募者のあかばねめぐみさんと西山ゆりこさんは、ご都合によりお祝いの会には出られずにお帰りになる。
そこで一言ご挨拶をいただいた。
句集『しっぽから』でご応募くださったあかばねめぐみさん。
俳誌「軸」「南風」に所属されている。
句集『毫』と裕明賞を最期まであらそった句集『ゴールデンウィーク』を刊行された西山ゆりこさん。
俳誌「駒草」に所属。
今日は家族旅行の合間を抜けて参加してくださった。
お祝いの会がはじまった。
全員の方にご挨拶をいただいた。
皆さん、とてもよい挨拶をくださったのであるが、ここにご紹介できずごめんなさい。
しかも、みな『毫』より好きな一句を言ってくださったのであるが、資料がなくて、それも紹介出来ない、
無念である。
が、
終始笑いが絶えない楽しいお祝いの会であった。
まずは、俳誌「玉藻」主宰の星野高士さんのご挨拶。
俳誌「群青」代表の櫂未知子さん。
(美しい写真はほかにもあったのだけど、あまりにもすばらしい笑顔なので)
俳誌「群青」代表の佐藤郁良さん。
乾杯の音頭をとっていただいた。
選考委員のかたがたの挨拶がつづく。
岸本尚毅さん。
津川絵理子さん。
今朝早く神戸を発ち、明日お帰りになられるという。
四ッ谷龍さん。
小野あらたさんが所属されている俳誌「銀化」主宰の中原道夫さんは、ご都合がつかず欠席であったが、お祝いの言葉をいただいた。
また前回受賞された小津夜景さんも欠席であるが、お祝いの言葉をいただいている。
お二人からのお祝いの言葉を、スタッフの文己さんが代読。
次は応募者の方々のご挨拶。
大西朋さん。
句集『片白草』では、第41回俳人協会新人賞を受賞された。今日の吟行会でもすばらしい健闘ぶりだった。
日野百草さん。
句集『無中心』でご応募くださった。俳誌「玉藻」「鴎座」「軸」に所属されている。
福田若之さん。俳誌「群青」「オルガン」に所属。
句集『自生地』で応募。
小野あらたさんとは良きライバルである。
福田若之さんの『毫』への批評は、するどく面白かった。
「さびれる」という言葉をキイワードに『毫』の作品をもうひとつ深く突っ込んでみせてくれた。(←ちょっと乱暴な言い方)
冊子で是非に読んでほしいものである。
今回式には出席していただけなかったが、応募者の中内亮玄さんと瀬戸優理子さんからお言葉をもらっている。
それを文己さんが代読する。
会場風景。
つぎは小野あらたさんがご招待をされた方々である。
(資料がすべて宅急便のなかにあるので、もし間違っていたらごめんなさい。コメントで突っ込んでください)
五十音順で。
川島寛乃さん。
高校生時代に小野あらたさんから俳句を習ったことがきっかけで俳句に興味を持たれたということ。
俳誌「狩」所属。
吉田瞳さん。
俳誌「玉藻」「群青」所属。
わたしは吉田さんを出版社勤務時代から存じあげている。とてもなつかしい。
一生懸命ご挨拶を聞いている小野あらたさん。
メディアの方々もいらしてくださった。
総合誌「俳句四季」より北野太一さん。
北野さんは、福田若之句集『自生地』の担当編集者である。
そして、小津夜景さんの『カモメの日の読書』も彼の尽力で刊行された。
読売新聞の佐々木亜子さん。
「勉強になるし、とても楽しかった」と言ってお帰りになられたのだった。
俳句総合誌「俳壇」編集部の山崎春蘭さん。
若い俳人たちの記事をいろいろと担当されている。
星野高士さんが、「全員が挨拶するんだね。いいね、普段聞けない人たちの声も聞けて」とおっしゃるので、「そうですよ、しかも全部の挨拶が活字になるんです」と申し上げると、「へえー」って驚かれていた。「それは俳句史に残るものとなるんです」って笑いながらさらに申し上げると、「へえー、俳句史にね」とさらに目を丸くされたのだった。
そして最後は小野あらたさんのご挨拶。
晴れやかな笑顔がひときわ印象的であった。
あらたさんの笑顔が引き金となって、お祝いの会はみな笑顔が絶えなかった。
閉会の辞は、選考委員を代表して小川軽舟さん。
「第1回のときはどうなっちゃうんだろうかって心配しましたけど」って笑いながらおっしゃられて、わたしたちは頷きながら深く頭(こうべ)を垂れたのだった。
不手際ばかりの「田中裕明賞」であったけれど、選考委員の方々や受賞者の方々などに暖かく支えられて今日まで来たことをつくづくと思ったyamaokaであった。
以下は会場風景。
小野あらたさんのよき仲間たち。
一方小野あらたさんは求められたサインに余念がない。
集合写真。
(授賞式のおわったときに撮ったもの)
猛暑の中、みなさま、お疲れさまでした。
小野あらたさん、
あらためておめでとうございます。
(ふらんす堂「
編集日記」2018/7/15より抜粋/Yamaoka Kimiko)