谷口智行氏の「俳人協会賞受賞を祝う会」2025.6.18

 

2025年6月15日に、大阪マリオット都ホテルにて、13時より谷口智行氏の句集『海山』「俳人協会賞受賞を祝う会」が行われた。
会には、関西を中心とした俳人の方、そして俳句のメディアの方々、俳誌「運河」の方々が集まってのお祝いの会となった。
日頃なかなかお目にかかる機会のない関西の俳人の皆さまともお目にかかれ、また、「運河」の皆さまとひさしぶりにお会いできて楽しいひとときであった。
谷口智行氏のご挨拶を抜粋して紹介したい。

 

 

谷口智行氏。
本日は皆さま、お忙しい中またこのような天気のなかお集まりいただき、ありがとうございました。ますます頑張らなあかんなという風には思いました。今年の1月25日、受賞のお知らせを能村研三先生よりいただいたとき、即刻、茨木和生先生にお電話をもうしあげました。茨木先生は、「そうか、そうか、良かったな、良かったな」と喜んでくださり、もうそれだけで僕は嬉しかったです。それだけで充分だなと思いました。ただ、このままではダメだということも分かってます。賞を貰っただけではダメで、ますます頑張らにゃいかんなって思いました。
本日はこの祝宴のために「運河」の多くの方にお世話になりました。皆さんにご協力をいただいていることに恐縮しつつかつとても嬉しいです。
今回、僕はこのような身に余る賞ををいただきましたが、これは僕だけのものではありません。ですから、これだけではないです。 僕は「運河」で育てられました。和生先生や先輩方や皆様と一緒に励んできたから頂けた賞だと、本当に思っております。これからも、頑張っていきますので、ただあんまり気負わんとやらなあ、からまわりしそうやから、そうやから、まっなるべく自然体で、まあ、和生先生が言うように、仕事しっかりせよって言ってくれてましたので、仕事も頑張りながらやっていきたいと思います。
今日はありがとうございました。
茨木和生氏のご子息の氏がご挨拶をされ、ビデオレターが公開された。

 

 

 

 

 

この度の谷口氏のご受賞をこころから喜んでおられる茨木和生先生のお顔が映しだされた。
(会場がどよめく)
おめでとう。本当に良かった!」と何度もくり返して喜ばれる茨木和生先生。

 

 

お土産にいただいた書籍。
『俳句の深層』(邑書林)
定価2200円

光を発することのない海と山は夜空よりも黒い。それらが身ほとりに横たわっていれば、片闇を成していれば、その気配が体に馴染み、心が救われるのである。(本文より)
谷口智行主宰、そして「運河」のみなさま
句集『海山』俳人協会賞受賞、おめでとうございます。
茨木和生先生をはじめ、「運河」の皆さまが谷口主宰のご受賞をこころから喜んでおられることが伝わってくるよきお祝いの会でした。
お招きいただき、ともにお祝いの会につらなることができましたこと、あらためて御礼をもうしあげます。
谷口主宰、茨木和生先生、「運河」の皆さまのご健勝とご健吟をこころよりお祈りもうしあげます。

(ふらんす堂「編集日記」2025/6/16より抜粋/Yamaoka Kimiko)

 

 

 

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