第6回与謝蕪村賞、第8回石川啄木賞授賞式2019.2.25

 

去る2月11日に中野サンプラザにて、第6回与謝蕪村賞と第8回石川啄木賞の授賞式が行われた。

 

受賞の方々は以下のとおりである。

 

第6回与謝蕪村賞   大久保白村句集『海にも嶺のあるごとく』

 

  新人賞     黒澤麻生子句集『金魚玉』
          福田若之句集『自生地』

 

第8回石川啄木賞  長谷川紫穂歌集『うすむらさきの街』

 

 

選考委員は、与謝蕪村賞は酒井佐忠、対馬康子の各氏。 石川啄木賞は、酒井佐忠氏。
ふらんす堂から句集『金魚玉』を上梓された受賞者の黒澤麻生子さんから当日のお写真とご挨拶のことばをおくっていただいた。

 

 

01

 

 

有馬朗人氏を囲んで受賞者と選考委員の皆さま。

 

 

 

02

 

ご挨拶される黒澤麻生子さん。

 

 

黒澤麻生子です。先ほど選考委員の先生にご紹介をいただきました通り、本業はケアマネジャーです。今日は着物を着ておりますが、普段は原付に乗って走り回っております。
さて、この度は与謝蕪村新人賞をいただきありがとうございました。前回の受賞者が未来図の先輩の大久保昇さんで、まさか同じ結社から二年連続はないと思っていたので、お知らせをいただいた時には嬉しく、大変驚きました。東京都俳句連盟の皆様、選考委員の先生方、ありがとうございました。未来図の鍵和田先生、秋麗の藤田先生には大きな懐の中で育てていただき感謝しております。句友の皆様にもいつも楽しく優しく接していただいて20年があっという間に過ぎました。
思えば2年前の今頃、必死に句稿を纏めていました。20年という月日の中で約五千句を作っていましたが、捨てるべきものが圧倒的に多いことにも気づかされた日々でもありました。その時から二年が経ち、人間的にも俳句でも成長できたのかと問われれば心もとないばかりです。ただ句集を出したことで、皆様から温かいお言葉をかけていただく機会が増え、新しい出会いなどもあり、お陰様でより充実した日々を過ごせているように思います。これからも精一杯生きて、詠み続けたいと思います。今日は本当にありがとうございました。

 

 

黒澤麻生子さま、おめでとうございました。
また、
受賞された皆さま、おめでとうございます。
こころよりお祝いを申し上げます。178.png

 

 

 

 

(ふらんす堂「編集日記」2019/1/4より抜粋/Yamaoka Kimiko)

 

 

バックナンバー一覧を見る

著者紹介

俳句結社紹介

Twitter