「松の花」
20周年お祝いの会2018.6.16
20周年を記念してこの『上田五千石私論』(東京四季出版刊)を刊行しました。小さな本なのでポケットに入れて読んでいただければと思います。これは第2句集からはじまります。というのは私が第二句集『森林』時代に上田五千石先生に出会ったのでした。第1章「眼前直覚の推移」で書いたものがメインとなっておりましてその後第1句集その他というかたちにしてあります。もちろん第1句集から読まれてもいいし、うしろに100句註をつけてありますのでそこから読まれてもかまわない、いろいろな入り方ができます。どこから読まれても結果的にひとまわりしていただければ全体像、立体像が出るのではないかと思います。できますれば一通りは読んでいただきたいと思います。本著はわたしの何十年と裏表になっている部分がありますので、来賓の方々、会員の皆さんに是非に読んでいただきたいと思います。
それともう一つは押しつけがましいのですが、わたしの『季語別句集』既刊8冊を編みました。これはまさに今日の日付、今日の発行となっております。わたしも今見たばかりという内容なんですが、ということで、今回は二冊本を編みまして、ひとつの区切りと致しました。これからは「からっぽ」にして再出発という気持でおりますので、どうぞ皆さま、これからもよろしくお願い致します。